内臓脂肪を減らして肥満を予防・改善する方法として最も効果があるのは有酸素運動です。有酸素運動とは、血液中の酸素を使って内臓脂肪を燃焼させエネルギーを出す運動のことで、続けることによって血圧や血糖値を下げる効果もあります。
有酸素運動は、軽く息があがる程度、苦しいと感じない程度に行うのが目安です。決して激しく行う必要はありません。激しく行うと呼吸が浅くなって、脂肪の燃焼効率が低下してしまうからです。
有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、水中ウォーキング、エアロビクスなどがあります。
有酸素運動は20分以上運動を持続しないと脂肪燃焼が起きないので効果がない、などとよく言われていいます。しかし実際は、20分以下の時間を数回に分けて行っても、脂肪燃焼は起こっていて同程度の効果があります。
重要なのは有酸素運動の合計時間です。1日に20分の有酸素運動を1回しか行わないよりも、例えば10分を3回(つまり合計30分)行った方が合計運動時間は長くなり、こちらの方が効果が高いと言えます。無理のない範囲で分割して行っても、ちゃんと効果は得られるということです。
有酸素運動の代表といえば歩くこと(ウォーキング)です。内臓脂肪を減らす方法として、誰でもできる有酸素運動の「歩くこと」をおすすめします。
現代人は慢性的な運動不足状態だと言われていますが、その最大の原因は歩かないことです。
理想は毎日1万歩だそうですが、いきなり高い理想を掲げることよりも、毎日少しずつでも続けることの方が大切です。無理のない範囲で、週に3~4日歩くことから始めてみてはいかがでしょうか。
内臓脂肪を減らす有酸素運動を、日常の生活の中に無理なく取り入れることが、長続きする秘訣です。
例えば、通勤で使う駅ではエスカレーターではなく階段を使う、1つ手前の駅で降りて歩く、昼休みなどに会社の近所を歩く、など、ちょっとした時間を利用して、とにかく歩くことです。
特に、階段を歩くのは平地を歩くのに比べて足腰にかかる負荷が大きく、短時間で効果が期待できます。歩くときのポイントは、普通に歩くときよりも、少し大股、少し速足で歩くことです。
内臓脂肪を減らす方法として、その燃焼効率を高めるために、筋肉をつくる運動を有酸素運動に加えて取り入れるとより効果的です。
運動によって筋肉量が増えると基礎代謝量(生命を維持するための基本的なエネルギー消費)が高まるので、運動をしていないときでも自然とエネルギー消費量が増え、内臓脂肪が体内で効率よく燃焼するからです。
上半身の筋肉強化にはダンベル体操、下半身の筋肉強化には固定式の自転車こぎ運動(エアロバイク、エルゴメーター)などが効果的です。家でテレビを見ながら毎日10分程度の運動をするだけでも、内臓脂肪の燃焼に効果があります。